2010年07月19日
当たり前のことに感謝しよう
小学1年生の将くん。
2歳の時に小児ガンが見つかる。
治療と骨髄移植で治ったかに思えたが、再発。
小学生までは生きられないって宣告を受ける。
よくなる治療はなく、抗がん剤治療で入退院を繰り返す。
将くんは入院中、どんな辛い治療や体調が悪いときも泣いたことがないらしい。
しかし、そんな将くんが泣くことがある。
自分が入院するとお母さんが自分に付き添ってくれる。
その時、家で待つ小さな弟が寂しいんじゃないかって泣くらしい。
6歳やで!
仲のいい兄弟。
こんな会話してたらしい。
弟→お兄ちゃん毎日病院行くのいやだよね?毎日注射(採血) するだらぁ。泣く?
将→1回でやってくれる時は泣かんけど、失敗すると泣けてくる時がある。
採血より点滴の方が針が太いで痛いだよ。
弟→お兄ちゃんて強いね。ぼくはすぐに泣けちゃう。
ハゲとか言われても泣かん?
将→同じ教室のお友達はお母さんが入学式の時に説明したもんで言わんけど、
他のクラスの子で言う人おるよ。でも知らんだもんで仕方ないで聞かんふりしとる。
弟→じゃあ今度ぼくが学校に行ったら守ってあげるでね。
将→僕を守らんでもいいで同じクラスの弱い子を守ってあげりん。
でも拓己君も強くなったじゃん。僕が入院するときいつも泣いとったらぁ。
最近は泣いてないじゃん。
弟→最初の日はどうしても泣けちゃうけど、あとは泣かんよ。
泣くとお兄ちゃんもお母さんも心配するらぁ。
健太の事もちゃんとみとくでお兄ちゃん安心して病気治してね。
横で聞いてたお母さんも、深い兄弟愛と言うかなんていうんだろう。
お互いの存在のお陰で強くなれ、支え合っているなぁと絆を感じたそうです。
もう、話を聞きながら涙が止まらんかった。
お母さんにも、どう思ってるのか聞いた。
「本当にこの子のおかげで成長させてもらってる」
「当たり前のことに感謝できるようになった」って・・・
どんだけ凄い親子やねん。
年長と年中の弟もお兄ちゃんが入院するときは、いつも
「お母さん、泊まってきてもいいよ。お兄ちゃん、注射頑張ってね」って言うらしい。
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今日も、こうしてあることに感謝です。
いつも ありがとうございます。
Posted by 海花星空 at 11:18│Comments(0)