2009年12月30日

【あなたの理想は何ですか】


松下幸之助氏が、ある講演会で有名な「ダム式経営」について話をされたときのこと。

ダム式経営とは幸之助翁のオリジナルで、ダムに水をためるように、
経営も景気のいいときに悪いときに備えて、様々な経営資源を蓄えておけと説いたそうです。

すると会場から、それができれば苦労は無い、
現実にその方法を教えてくれないと話しにならないと反論めいた質問があったそうです。

それに対して、幸之助翁はなんと言ったか。
「そんな方法は知りませんのや。知りませんが、
 まず、ダムをつくろうと思わんとあきまへんなぁ」

その答えにならない答えに、聴衆の大半は失望して帰ったそうです。

しかし、ただ一人だけ、その答えに衝撃を受けていた人がいました。
それが、京セラの創業者である若き日の稲盛和夫氏。

稲盛氏だけは、幸之助翁の真意である、
               
      何よりもまず強く思い、
      行動に移すことが成功への第一歩であり、
      すべての始まりであること
                     を読み取っていたそうです。

これ、とても示唆に富むエピソードですね。
ある意味、理屈や成果は後からついてくるもの。
まずは理想像からはじまる。

『理想と現実は一緒。
 
 理想=現実。

 理想は現実になると信じている人が
 理想を現実にする。』

そんなことをあらためて気づかされますね。


いつも ありがとうございます。



Posted by 海花星空 at 15:30│Comments(0)
 
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