『大切なことは
今が幸せである
ということに気づくこと』
今日も気づきの深いお話をご紹介します。
ある、頑張っている素敵なご家族のお話を紹介させてください。
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久しぶりに、ある女の子に会わせてもらいに行ってまいりました。
去年の4月に、当社の元社員が交通事故を起こし、被害に遭われた方です。
当時は、最悪の事態も考えられる危機的な状況を乗り越え、
事故からおよそ1年半、今では歩いたり、お話ができるまで回復されています。
2~3ヶ月毎に、当社の部長と一緒にお見舞いに伺っているのですが、
会わせていただく度に、彼女の回復ぶりに心底驚かされます。
お見舞い?
いいえ、むしろ、
私が、彼女から「元気」と「勇気」をもらいに行っているのだと思います。
彼女が、一瞬で、「初心」に戻してくれます。
彼女のご両親は、本当に素晴らしい方です。
実はお父様には、10月の大阪勧業展で偶然再会しました。
別のブースで出店されていたんです。
事故を起こした元社員の様子を聞かれました。
退社してしまって、連絡が取れていない、と申し上げると、お父様はこうおっしゃいました。
「私も娘も、よい試練・成長の機会を与えてもらっていると『感謝』しているんですよ。だからどうか思いつめないで欲しい、安心して自分の人生を生きて欲しい、と直接彼に伝えたいんです。」
後から人づてにうかがった話ですが、このお父様は、裁判所に対して、
「(加害者は)将来ある若い人なので、どうか寛大な裁決を」とおっしゃったそうです。
私にも同年代の娘がいますが、同じ立場に立ったとして、このお父様のように考え、行動できるでしょうか。
私には、自信がありません。
彼女とそのご両親は、たくさんの気づきを私に与えてくださいます。
先日、訪問させていただいた時に、事故からこれまでの経緯を写真に収めたアルバムを見せていただきました。
その中の一枚に、ご家族3人で寄り添った写真があり、下にコメントが書いてありました。
「こうして、3人でいられる今に、感謝」
と書いてありました。
涙が止まりませんでした。
人生は短いです。
80歳まで生きるとして、70万時間と800時間。
私は今、36歳6ヶ月ですから、38万時間ちょっとです。
毎日8時間眠るとして、活動できる時間は、25万時間と4千時間。
私はその限られた時間を、愚痴ったり、不満を言って過ごしたくないです。
私は、10~20年後、この女の子が大人になったとき、「日鐘で働きたい」と言ってくれるような会社にしたいんです。
その為には、やるべきこと、勉強すべきことが山ほどあります。
あなたはあと、何時間生きますか?
限られた時間、どのように生きますか?
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ありがとうございます。
ある先生の言葉で
『真の人間力とは
許せること。』
と言われていました。
また、
『大切なことは
今が幸せであることに気づくことや。』と